Q1:補聴器は価格が高い方がよく聞こえますか？
高いからよく聞こえるというわけではありません。個々の聞こえの程度や使用目的に合わせた、その結果が価格になります。
ただし、高価格にはより多くの調整機能があり、使用環境が広がるため、様々なニーズへの対応が可能になります。また、色や形状等の好みへの対応もできます。
Q2:補聴器をつければすぐ元通り聞こえるようになりますか？
聞こえの不自由さに個人差があるように、補聴器を使用した場合の効果にも個人差があります。また、聞こえを補う機能にもある程度限界があります。
しかし、総じて使用前に比べて、聞こえがよくなったと喜ばれています。大事なことは、使用して良い点を見出すことです。
Q3:購入する時は、自分が行かなければなりませんか？
必ずご自分で、出来れば家族の方もご一緒に来店され、納得のいくまで認定補聴器技能者にご相談ください。
難聴の状況は一人一人違い、補聴器を使用する目的も違います。一番重要なことは、きちんと自分の聞こえに合わせることです。
Q4:補聴器の購入には何か制度はありますか？
健康保険および生命保険関連での支援制度はありませんが、身体障害者(聴力障害)手帳保持者の方には、難聴の程度に応じて補装具費の支給を受けられる公的な福祉制度があります。
購入補助制度については、居住する市区町村の障害者自立支援法担当窓口にお問い合わせください。
Q5:補聴器の種類や価格について知りたいのですが
補聴器には、耳あな型・耳かけ型・ポケット型などの種類があります。
それぞれの価格は、おおよそですが以下の通りです。
詳しくは店頭にてお尋ね下さい。
Q6:補聴器はうるさいものですか？
聞こえが遠くなると、音の弱い静かな状態に耳が慣れてしまいます。そのため補聴器も使いはじめはうるさく感じる人もいますので、段階的な調整が必要です。
不快な大きな音は調整機能で抑制する事ができます。
Q7:雑音(ノイズ)が多いと聞きますが
補聴器から聞こえる雑音は、実は今までに聞こえなかった周囲の騒音です。(残念ながら)補聴器を聞きたい音だけを拾う事ができないため、ざわついた場所では人の声と一緒に騒音も多くなります。
最近は一部の騒音を抑えられる機種もあります。聞きたい方向の音を自動的に選べる機能のあるタイプなら、より快適に使用できます。
Q8:ピーッという音は止められますか？
聞きたい音を増幅してくれる補聴器ですが、使用中に音の漏れがあると、ピーッという音(ハウリング)が発生しています。最近ではハウリング軽減機能搭載機種もあります。
Q9:補聴器は両耳で使うべきですか？
私達の耳は2つあり、そのことが音の方向を知り、聞きたい音だけ選んで知覚し、聞き取りやすくしたりするのにとても役立っています。
片耳だけにかかる負担も軽減できて自然で立体的な聞こえになるため、一般的には両耳への装着をおすすめしています。
Q10:補聴器は何年位使えますか？
耐用年数の目安は５年とされていますが、汗をかくことが多いと短期間で故障したり、耳垢が多い方では耳あな型の音の出口が詰まりやすかったりと、使い方により大きく異なります。
補聴器の調子が悪い、聞こえにくいと感じたら、早めに来店して下さい。